大槻ケンヂ『人として軸がブレている』

本のタイトルに惹かれて購入。

『人として軸がブレている』だなんて。

なんて言葉だよ。
時代を逆行するかのようなことを言っている。

でも「軸がブレていない」ことが手放しに賞賛される状況は、
んー、どうなんだ？って思うことがしばしばだったので、
このタイトルにはしっくりきた。

まあ、結局は、軸がブレてようがブレてなかろうが、
どっちでもいんだけどね。

でも、僕としては「軸がブレている」方が楽しい気はしている。

本の内容は、2008年頃のことが書かれたエッセイ。

ROCK IN JAPANに出場したときに、
他のミュージシャンと交流するために、
オカルト雑誌『ムー』を持って行ったら、
案の定、やついいちろうと、ポリシックスのハヤシくんだけが
食いついてきたが、他はさっぱりだったってのは、
らしくて面白かったな。


あと、アニメ『さよなら絶望先生』の主題歌も、
オーケンが携わっていたようで、そのへんの話もわりと多かった。
タイトルは同じく『人として軸がぶれている』。




さよなら絶望先生って、この前ちょっと書いたけど、
アニメ『有頂天家族』の画を担当してる、
久米田康治さんの作品だよね。

有頂天家族はいよいよ架橋で最終回が近づいてきてるんだよね。
偽叡山電車も登場したし、なんだかちょっと寂しいなぁ。
アニメのキャラクターの中では、
海星がかわいくかっこよく描かれていいなぁ。
矢三郎の前には全く姿を現さないんだけどね。

アニメ終わってしまったあとは、
原作の続編の方が刊行されるだろうから、
それを楽しみに待つとしましょうかね。

あ、いつの間にか、有頂天家族の話になっちゃった。

ブレてるね～。