『地獄でなぜ悪い』

昨日はファーストデイだったんで、
何か映画を観ようと思い、選んだのは『地獄でなぜ悪い』。

園子温監督だし、キャストも魅力的だし。
前々から公開を楽しみにしていた映画。

期待以上に面白かった！
極上のエンターテインメント映画！
今年観た中では一番かも。

とにかく、どんだけ映画好きなんだよ！と。
映画愛に溢れてる。

監督・脚本の園さんはもちろんだけど、
キャスト陣もそうだし、
裏方陣もきっとそういう想いで
携わったんだろうなと感じられる。

ストーリーには全く感動はないんだけど(^_^;
でも、好きなものを貫いてなにが悪い！
と言っているかのようで、それには感動する。



この予告を観てて、
結構血みどろな映画なんだなとは思っていたけど、
それも予想以上だった。

そういうのが苦手な人はちょっと大変かもしれない。
（まあそれでも観てほしいとは思うけど）


主要キャスト陣の演技もすごかったなぁ。

國村隼の際立つかっこよさ、
長谷川博己の狂気の映画バカっぷり、
星野源のヘタレさと気持ち悪さ、
二階堂ふみのセクシーさと女優魂、
友近の完全になりきっているおかしさ、
堤さんの凄みとコミカルさのバランス。

特に、源くんはハマり役だったね～。
あれは絶対に好きな役だと思うな。
そりゃ、園さんとも仲良くなるわけだよ。

そうそう、当初、
園さんは星野源を知らなかったらしいんだけど、
ヴィレッジ・ヴァンガードの下北沢店で、
源くんのポスターを貼っている店員に、
「この人、いいの？」って聞いて、
「いいです！」と言われたから、配役したらしい。
その店員の方に感謝ですね。

あとね、
長谷川博己演じる監督の相棒役で出ていた役者のことが、
映画観てる最中ずーーっと気になってて、
誰なんだろう？って思ってた。
ジュビロ磐田の前田遼一選手に似てんなぁと。

それでさっき調べたら、
坂口拓さんという俳優さんで、
今年俳優業を引退したみたい。
この作品が最後の映画出演らしい。




実は、行く予定だった渋谷HUMAXが、
満席でこの日に観るのをちょっと諦めかけたけど、
池袋HUMAXには席に余裕があったから、
急遽、池袋まで行った。

この日観る気まんまんだったからね。
それは正しい選択だった。
楽しい時間を過ごせた。

この映画、すごくおすすめします。

映画館へ、全力歯ぎしりレッツゴー♪



この子役もかわいさと凄みをうまく表現してたよ。