生きること、死ぬことの絶対感。

岡本太郎著の『自分の中に毒を持て』を読み終えた。

下記の言葉がすごく印象的だった。

人間の生命、生きるという営みは
本来、無条件、無目的であるはずだ。
何のためにこの世に来たのか。
そして生きつづけているのか。
本当をいえば、誰も知らない。
本来、生きること、死ぬことの絶対感があるだけなのだ。

社会システムやルールに乗っかるために
生きてきたように思うときがある。

僕の知らない誰かが決めたこと、
僕の知らない誰かが良しとしていること、
それに逆らうことが絶対悪かのように。

そして、幸福というものが、
今の社会システム上での相対感で
語られることの違和感。

本当は自分にとって絶対的な”何か”があればいいはずなのに。


だからと言って、
今の社会システムに頼った生活から
抜け出せるわけでもないのだけどね。
それによって守られていることも確かだし。

ただ、今の社会が絶対的なものではない、
そういう思考を持っていれば、
そして、「死」を感じていれば、
少しは自由に生きれるんじゃないかな。

震災以降そんなことよく考えるようになった。

こんなことを口に出して言うと、
周りから心配されそうだけどね（＾＾；
なかなかうまく伝えることが出来ないし、
感覚的にでも理解してくれる人は少ない。

「でも、現実はね・・・」
とか言うセリフは聞き飽きた。
そんな話をしているのではないのだよ。
そうか、相対感と絶対感の違いなのか。

自分の中に毒を持て―あなたは“常識人間”を捨てられるか (青春文庫)



何かしら行動で示せるようにはなりたいとは思うけど、
どうすればいいのやらね。
時間がかかりそうだし。

とりあえず、
自由に、楽しく、おおらかに！
あと、ユーモアも忘れずにね。

これが今のところの答え。