この街からきみへ。

1月30日、曽我部恵一BAND＠新代田FEVERに行ってきた。

「トーキョー・コーリング」ツアー初日。

昨年異なるアルバム2枚を作ったソカバンが
どんなライブをするのか。
すごく楽しみにして行った。

前回のツアーは、
ストイックで熱い気持ちが前面に出ていた。
それはアルバム『曽我部恵一BAND』の色が出ていたから。

今回はもちろん、12月発売されたアルバム
『トーキョー・コーリング』の色が前面に出てた。

でも、聴きながら思っていたのは、
どちらのアルバムでも表現の根底は同じなんだろうなと。
サウンドは全く違うのに。

曽我部さんもMCでそんなことを言ってた。
すごく納得。


♪『トーキョー・コーリング』曽我部恵一BAND




トーキョー・コーリング



3ヶ月前から東京に住んでいるけど、
最近思うのは、この街は面白い！ってこと。

洗練されて都会的なイメージのある東京だけど、
実際は、猥雑さ、下らなさ、思惑の塊、
無邪気さ、田舎臭さ、
そういうものがたくさん内包されていて、
こんなに多面体で複雑な都市ってないんじゃないかと。

そんな街の中でもがいている人たちが
たくさん暮らしている。

曽我部さんの歌には、
『東京』という言葉がわりとよく出てくる。
この街で作られた歌が、
遠くの誰かのかっこわるい日常にとっての
エールみたいなものになればいいなと。

そんなふうに思える素晴らしいライブだった。